2016年04月07日

暴風警報のため小学校が休校となるケース、何年かに一度ありますね。
 これから小学校に上がるお子さまをお持ちのご父母には、入学時に説明があるかと思いますが、あらかじめ情報を知っていると心構えできるかもしれません。

 また、私もそうですがお父さん方の中にはこのようなルールに疎い方もいらっしゃいますので、あらかじめ確認しておきましょう。

 なお、ここに載せるルールは2018年4月時点の川崎市立の小学校の一般的なルールです。小学校ごとに細かな違いがあるかもしれませんので、このページの情報はあくまで参考にとどめ、きちんと小学校からの通知・最新情報をご確認ください。

川崎市の小学校における「朝6時ルール(通称)」


 am6-1

 午前6時の時点で、川崎市内に「暴風警報」が発令された場合、あるいは発令が継続されていた場合は、安全確保のため休校
 ルールは入学時に説明され、休校の連絡をしないとしている学校も多い様です
 いったん休校となったらとりやめにはなりません。休校判断の時点で給食の手配を中止することから、いったん休校となったら再登校は難しい様です。
  • 「暴風・雨警報」「暴風・波浪警報」のように、重複した警報が発令された場合も、「暴風警報」に準じる。注意報は該当しない。
  • 当日が修学旅行や自然教室等の行事にあたった場合は、別途判断。 

am6-2


 「暴風警報」以外の警報(たとえば「大雪警報」「大雨警報」「洪水警報」等)が発令された場合は、安全確保の視点で、都度判断
 基本的には登校。休校が必要である場合、学校から保護者に連絡がある。 


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 登校後「暴風警報」が発令された場合、都度判断
 原則として授業時間を繰り上げて、安全なうちに子どもたちを下校させる。
 下校する時間が、暴風の襲来などと重なるおそれのあるときは、子どもたちを学校で待機させる等の安全措置が講じられる。 

共働きの家庭は?


 さて、共働きの家庭ではどのようなことが起こるでしょう?

 中野島学童ホールもわくわくプラザも基本的には学校に準じて閉室となります。
 もし子どもがすでに学校に向かってしまっていたら帰りを待たねばならない、1日子どもを預ける場所もない、昼ごはんを用意しなければならないということが起きます。

 基本的に暴風警報の場合は、外出することが危険ですので、家にいることを前提として考えねばなりません。

 これらをふまえ、共働き家庭では事前に対策を考えねばなりません。
 まず、私たち父母にとってできることは、ルールを認識しておくことです。これが何よりも重要だと思います。「6時に暴風警報なら、学校は休校なのです。」

 そして、もう1つできることは、情報を適時的確に入手しておくことです。
 私のお勧めは「メールニュースかわさき」への登録です。暴風警報の発令、解除、暴風注意報の発令など細かく設定しておくことができ、発令・解除があると速やかにメールが届きます。

 ルールを知り、情報を的確に入手できていれば、前日から仕事の調整や子どもとの話し合いができる可能性が出てきます。

 それでもやはり大変なので、できるだけ休校にならない様に、毎度ハラハラしながら祈ってますが。
 

中野島学童ホールの対応事例


 2012年6月20日(水)、暴風警報のため川崎市の小学校は急きょ休校となりました。当日は台風一過。雨雲はまったくなく晴れており(風は強かったですが)、休校になるとは思ってもいませんでした。

 ですが、その暴風警報は6時13分に解除されました。それでも、休校はとりやめになりません。わくわくプラザも休室です。
 中野島学童ホールは、暴風警報が解除されたことで一定の安全が確保できると判断し、支援員も確保できたので急きょ朝から開室しました。一日休暇を取らずに済んだご家庭、フレックス出社、半日休暇で対応できたご家庭も多くあったそうです。
 さらに、先生の機転で、昼食もみんなで作ることになりお弁当を持たせなくてよいことになりました。1年生のご家庭から大量のパスタ(5kg!)の差し入れもあったそうです。この点でも助かったご家庭があったのではないでしょうか。

 常にこのような対応ができるとは限りませんのでその点はご注意いただきたいのですが、このような臨機応変で迅速な判断、父母の立場で意思決定ができるというのは、自主学童のメリットだと思います。


 当日の昼、多摩川の少し上流で子ども2人が中州に取り残され、救助されたとの報道がありました。休校になって面白がって多摩川に行ってしまったのでしょうか?友達が多摩川に行こうと言ったら、断れない子もいるのでは?中野島も多摩川が近いので、親としてはそんな時に学童があいていると本当に安心です。

 2017年10月23日(水)も、暴風警報のため川崎市の小学校は急きょ休校となりました。しかし実際の天候は回復にむかっており、学童は急遽朝9時から開室しました。お昼ご飯も支援員の対応により、お弁当を用意しなくて済みました。 

 「小一の壁」という言葉がありますが、その壁には扉がついていると言う方がいらっしゃいます。中野島学童ホールが中野島の小学生にとっての安心・安全な場であるとともに、親にとって立ちはだかる「小一の壁」を通り抜けるための扉の1つになれば、と思います。

[注:本記事本文は、2012.7.08に掲載されたものに一部加筆修正を行っています]